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帰る雁がね―黒帯三国志
帰る雁がね―黒帯三国志
書籍内容
社員のオススメコメント
今回はお薦めする書籍としてではなく、こんな読書の方法があるという、読書法の紹介です。
出版日 1984年3月1日
主人公は、明治時代の柔道家で姿三四郎のモデルとなった西郷四郎ですので、私の好きな嘉納治五郎や講道館設立時の経緯が含まれていますが、半分以上のページは、主人公の父であった西郷頼母の半生を史実に則り克明に描いています。半世紀前に出版された本である上に、明治時代の文章が頻繁に出てくるので、辞書なしでは読み解けません。漢和辞典で引いても出ていない言葉を一文字一文字解読しながらですから、読み終えるまでにかなりの時間を要しましたが、歴史を時系列で追いながら、当時の空気を感じることができ、たっぷりと満足できました。
〈社長/入社45年目〉